PAN- PROJECTS

Tea house Ø

Floating Pavilion ØはPROJECTS Øというプロジェクトシリーズのはじめの1つである。
PROJECTSØとは水上を新たな公共空間として提案し、その可能性を3つの浮遊するパビリオンにより市民に示そうと試みるものである。公共空間をCultural/Social/Commercial の側面から捉え、各々に対応したパビリオンを設計することにより水上の可能性を提示する。

Description

現在ではサステイナブルな都市として世界的に知られるコペンハーゲンも、かつては工業地帯として栄え水辺空間は汚染され人々から嫌悪されてきた歴史を持つ。それらが市民の働きかけにより長い年月をかけ改善され、近年では運河を中心とする水辺空間が都市のアクティビティの中心地となり、夏場にはボートやサップ、遊泳などの活動が活発に行われるまでに至っている。そして、この人で溢れるようになった水上の空間に、我々は新たな公共空間の可能性を見出し、本プロジェクトを立ち上げることとした。

我々は公共空間を構成する要素をCultural / Social / Commercial の3つの側面から捉え、各々に対応した機能を持つパビリオンを水上に提案している。1つは文化的な活動として浮遊するTea house Øを、商業的な可能性としてOysterbar Øを、最後に社会性の側面としてPlaza Øを構想している。

各パビリオンは、コペンハーゲンの市民が継続して取り組んできたサステイナブルな都市に向けた活動が生み出し得る、未来の可能性の1つを示すことを目的とし、また、この市民の活動を祝福し、より良い方向へと後押しするものとなることを目指している。

PROJECTS Øシリーズの1つ目である本プロジェクト、Tea house Øは表情豊かな「水」 という物質が生み出す様々な自然現象の美しさそのものを空間でより豊かに表現することを試みた。水面の反射や天気の変化、時間の経過による光の変化など、様々な周囲の現象の変化が空間に反映され、それら周囲の環境によって内部空間、そして外部からみた建築の表情が絶えず変化し続ける建築となった。
360度水面の表情をそのまま写し込んだような半透明の境界(外皮)を作ることで、日常の風景が水のきらめきや、揺らぎ、かすみといった様々な現象に囲われた空間を作ることに成功した。

計画は、デンマーク芸術財団の支援を受け実施された。

Information

LOCATION
Copenhagen, Denmark
DATE
August, 2019
AREA
10㎡
FUNCTION
Folly
STATUS
Built
STRUCTURAL ENGINEER
Takayuki Fujimoto, Yohei Tomioka
COLLABORATOR
Helene Christina Pedersen, Tetsuya Hosonami
SPONSOR
STATENS KUNSTFOND, Beta factory
PHOTOGRAPHER
David Hugo Cabo, Anika Kondo
VIDEOGRAPHER
BARSK